吉方位と凶方位の違い|方位の決まり方と日常での使い方

吉方位と凶方位は、本命星と、その方位に巡る星の五行の関係で決まります。五黄殺や暗剣殺などの凶方位を除いていくと、吉方位として使える方位は意外なほど残りません。この記事では、九星気学での吉凶の決まり方と、日常に取り入れる方法を、基本から整理します。

🧭 この記事の要点

01
吉方位の決まり方

本命星と相生・比和の関係にある 星が巡る方位(当サイトの基準)。

02
避けたい凶方位

相剋の星が巡る方位と、 五黄殺・暗剣殺・破殺・ 本命殺・本命的殺。

03
吉方位がない時期もある

凶方位を除くと吉方位は少なく、 時期によってはないことも。

04
日常生活でも活用できる

買い物や休日の移動など、 身近な行動にも吉方位を 取り入れられます。

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吉方位・凶方位はどう決まる?|陰陽五行論から考える

陰陽五行論は、万物を陰と陽の二つの性質と、木・火・土・金・水の五つの要素(五行)で捉える考え方です。九星にはそれぞれ五行が配当されています。方位に巡る星と、自分の本命星の五行の関係を見て、吉凶を判断します。

相生・相剋・比和でみる方位の吉凶

五行の間には、互いに生み育てる関係(相生)と、抑える関係(相剋)があります。同じ五行どうしは比和といいます。

五行(木・火・土・金・水)の相生と相剋を示した図
五行の相生(緑の矢印)と相剋(赤の矢印)。 同じ五行どうしは比和です。

相生(緑の矢印)は、木が燃えて火を生み、火が燃えて土(灰)を産み、土を掘ると金(金属)が出て、金属の表面に水が生じ、水が木を育てる、と考えます。

相剋は、(赤の矢印)抑える関係です。木は土の養分を吸収し、土は水を濁らせ、水は火を消し、火は金を溶かし、金は木を切り倒します。

当サイトでは、本命星の五行と、方位に巡る星の五行が相生または比和の関係にある方位を、吉方位の候補とします。相生には、自分を生んでくれる星と、自分が生む星の両方を含めます。相剋は、自分が抑える側でも抑えられる側でも、影響が少ない場合も含めて、凶方位として見ます。

たとえば本命星が三碧木星(木)なら、水(一白)、木(四緑)、火(九紫)が巡る方位が候補です。土(二黒・五黄・八白)と金(六白・七赤)が巡る方位は、相剋にあたるため凶方位です。

年盤・月盤・日盤で変わる吉凶

星の配置を表す盤には、年盤・月盤・日盤があります。年盤は立春から1年、月盤は節入りから1か月、日盤は1日ごとに、星の位置が変わります。当サイトでは、次の基準を採用しています。

  • 日帰りの吉方位旅行は、日盤を中心に判断する
  • 長距離の祐気取りは、200km以上・2泊3日以上を基準にする
  • 国内の祐気取りは月盤と日盤を、海外は年盤を含めた3つを重ねる

この記事の例では、仕組みを分かりやすく示すため、年盤と月盤を重ねています。日盤は含めていません。


凶方位の種類|五黄殺・暗剣殺・破殺・本命殺・本命的殺

凶方位は、全員に共通するものと、本命星によって変わるものに分かれます。

全員に共通する凶方位

  • 五黄殺: 五黄土星が巡る方位です。自滅や腐敗を招くとされる、大凶方位です。
  • 暗剣殺: 五黄殺の反対側の方位です。思わぬトラブルや事故を招くとされる、大凶方位です。
  • 破殺: 歳破・月破・日破の総称で、その年・月・日の十二支の反対側にあたる方位です。年盤では歳破、月盤では月破、日盤では日破として見ます。物事が破れる、人間関係でつまずくといった影響があるとされます。

本命星で変わる凶方位

  • 本命殺: 自分の本命星が巡る方位です。
  • 本命的殺: 本命殺の反対側の方位です。
  • 相剋: 本命星と相剋の関係にある星が巡る方位です。吉方位にはなりません。

吉方位は凶方位より少ない?|吉方位が限られる理由

八つの方位から凶方位を除いていくと、吉方位は絞られます。年盤と月盤を重ねると、共通の凶方位だけで複数の方位が除かれます。さらに本命殺・本命的殺・相剋が重なるため、吉方位として使える方位は数方位に限られ、時期によっては一つもないというタイミングもあります。

吉方位を見つける手順は、次のとおりです。

  1. 五黄殺・暗剣殺・破殺の方位を除く
  2. 本命殺・本命的殺の方位を除く
  3. 本命星と相剋の星が巡る方位を除く
  4. 残った方位のうち、相生または比和の星が巡る方位が吉方位

例:2026年11月に吉方位を探してみる

2026年は一白水星が中宮に入る年で、11月(亥月)は八白土星が中宮に入る月です。月盤は節入りで切り替わります。

(例)1988年生まれの方(本命星:三碧木星)の年盤吉方位を見つけてみましょう。
まず、年盤の凶方位を見てみましょう。

  • 五黄殺は、年盤の南
  • 暗剣殺は、年盤の北
  • 歳破は北

これらを除くと、残るのは北西・西・南西、東、北東の5方位です。

次に、本命星ごとに、本命殺・本命的殺と相剋を除きます。

年盤では、西が本命殺、東が本命的殺となり、凶方位。さらに、南西の七赤金星と北西の二黒土星は相剋(金剋木、木剋土)となり、吉方位としては使うことができません。

従って、この方の年盤吉方位は、四緑木星が巡る北東と、九紫火星が巡る南東の2つとなります。(一年に一度巡ってくる、年盤と月盤が同じくなる月(同気同会の月)にこれらの方位へ祐気取りに行ったり転居をしたりすると、最大の効果を発揮すると言われています。)

11月の月盤を見ると、南西が五黄殺、その反対の北東が暗剣殺、南東が月破になります。南に本命星の三碧木星があり(本命殺)、その反対(北の四緑木星)が本命的殺。東の六白金星は相剋(金剋木)となります。よって、吉方位として使えるのは、一白水星が巡る西と、九紫火星が巡る北西の2つになります。

(付録)各本命星が吉方位として使える九星一覧

九星五行吉方位として使える本命星
一白水星水三碧木星・四緑木星・六白金星・七赤金星
二黒土星土五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星
三碧木星木一白水星・四緑木星・九紫火星
四緑木星木一白水星・三碧木星・九紫火星
五黄土星土❌
六白金星金一白水星・二黒土星・五黄土星・七赤金星・八白土星
七赤金星金一白水星・二黒土星・五黄土星・六白金星・八白土星
八白土星土二黒土星・五黄土星・六白金星・七赤金星・九紫火星
九紫火星火二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・八白土星

吉方位の調べ方|凶方位を避けて選ぶ手順

まず、生年月日から本命星を調べます。

次に、出かける時期の年盤・月盤・日盤を、暦や専門のアプリで確認します。年は立春、月は節入りで切り替わる点に注意してください。そこから、前の章の手順で凶方位を除き、相生・比和の方位を残します。

方位は、自宅から見た方位で判断します。方位の境目に近い場所は避け、中心に近い場所を選びます(祐気取りは方位の「真ん中」を狙え)。今年の凶方位は、2026年版の記事で確認できます。


日常に吉方位を取り入れる|買い物・通院・休日の移動

吉方位は、旅行だけのものではありません。九星気学では、日常の選択にも吉方位を取り入れることで、運気を高めていくと考えます。

当サイトの運営者は、買い物や通院にも吉方位を使っています。休みの日は、自宅から数km〜50km程度の吉方位への移動を繰り返しています。日常の吉方位の移動を重ねたうえで祐気取りに出かけると、運気上昇の幅が大きくなると考えられています。日帰りの吉方位の取り方は、日帰りの吉方取りで解説しています。

長距離の祐気取りは、200km以上・2泊3日以上が当サイトの基準です(こちらのあわせて確認👉祐気取りは何泊がいい?)。

通院の方位は、受診先の判断や症状を優先してください。方位のために受診を遅らせたり、医師の指示を変えたりしないでください。勤務先や帰省など、自分で選べない場所の方位は、気にしすぎなくて構いません。


よくある質問

凶方位に行ってしまったら、どうなりますか?
九星気学では、凶方位を避けるものとされます。凶方位のリカバリーには、専門家の指導を仰ぐのが適切ですが、それ以上にこれからの方位選びを見直すことが重要になります。こちらの記事も参照してください👉方位の自己点検

吉方位がない月は、どうすればいいですか?
祐気取りをはじめ、宿泊を伴った長距離の移動を避ければいいだけで、日盤の吉方位を意識して使うようにすれば問題はありません。

相剋の方位は、絶対に避けなければいけませんか?
当サイトの基準では、相剋は影響が少ない場合も含めて凶方位として見ます。流派によって扱いが異なります。


まとめ|次に読む記事

吉方位と凶方位は、本命星と巡る星の五行の関係、そして殺の有無で決まります。凶方位を除くと吉方位は少なく、時期によってはありません。だからこそ、自分の本命星と時期を確かめて、吉方位を日常の移動にも使うことを、当サイトはすすめています。まずは本命星を調べ、自分の吉方位を探してみてください。

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